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カメラマンの仕事はプライドが大事!


村木被告「役所の仕組みを知らない検事が作り上げたもの」 郵便不正公判(産経新聞)

【郵便不正公判第18回詳報】

 《前日に引き続き、弁護人が尋問。取り調べ状況について質問する》

 弁護人「逮捕から10日後、交代した検事の取り調べで調書は作ったか」

 村木被告「2日目の最後に口で言われた」

 弁護人「内容は」

 村木被告「『私は(元係長で調書を偽造したとされる)上村勉被告に大変申し訳なく思う。私の指示がきっかけになり、事件が起こった。大変責任を感じている』と。私はサインできませんと言った」

 弁護人「理由は」

 村木被告「偽の団体と知らずに担当に頼むことはありうるし、上村被告が『やらなければ』と思いこんだことは絶対ないとはいえないが、決裁を取らずに証明書を発行することとは距離がある。上司としてはしかりつけたい。申し訳ないということではない」

 《村木被告は淡々と落ち着いた口調だが、検事への不信感をあらわにした》

 弁護人「記憶に残っているやりとりは」

 村木被告「『あなたがうそをついているか、他の全員がうそをついているかどちらかだ』といわれた」

 弁護人「キャリア、ノンキャリア論は」

 村木被告「検事は『ノンキャリアは汚い仕事ばかりしている。トカゲの尻尾切りにさせたくない。ノンキャリアは仕事がいやで仕方がない。上司の言うことは絶対だ』としきりに言った。ノンキャリアの人への侮辱と感じた」

 弁護人「議員案件の扱いは」

 村木被告「『上村被告がやったのは、元部長やあんたがこういう仕事を拾ってきたせいや』と。私が『議員の紹介でも突然来てもやることは同じ』と言うと『そんなことはない』といわれてあきれた。どこでそう思いこんだのか」

 弁護人「弁護人に手紙を書いたことは」

 村木被告「逮捕直後の取り調べで、『ありうること』と『絶対にやらないこと』を区別して検事に話したが、全部『やっていない』と書かれた。検事にいくら書き分けをお願いしてもだめで不安になり、弁護人に手紙を出した」

 《弁護人はモニターに便箋(びんせん)を映し出した》

 村木被告「わなにはめられているんじゃないか、(凛の会元会長の)倉沢邦夫被告に会ったことがあって、私が否定することでうそつきだという証拠を作ろうとしているのではと不安になった」

 《検察官が反対尋問を行う》

 検察官「検事2人が暴行や脅迫をした場面は」

 村木被告「1人目は多少声が大きくなることがあった。2人目は大声はなかったが『裁判で闘うと重い罪になる』と言い続けたので、脅迫ではないかと感じた」

 検察官「認めれば早く保釈とか、執行猶予は確実とかの露骨な利益誘導は」

 村木被告「『裁判が長くなることを考えて認めませんか』と言われた」

 《取り調べへの抗議がにじむ》

 検察官「事件の真相について言い分は」

 村木被告「想像で物を言うのがどれだけ恐ろしいか、身に染みている。これは役所の仕組みを知らない検事が作り上げたもので、霞が関にいた人が聞くとおかしいと分かる」

 《最後に裁判官が質問する。村木被告が取り調べに対し「ありうること」と「絶対にやってないこと」とを明確に話し分けたことについて尋ねる》

 裁判官「凛の会の元会長が厚労省にきたことはどっちか」

 村木被告「ありうること」

 裁判官「部下が課長に紹介することは」

 村木被告「当然あること」

 裁判官「では証明書を渡すことは」 

 村木被告「絶対にないこと。もしあれば非常にイレギュラーのことなので鮮明に覚えているはず」

 《被告人質問は終了。閉廷後、裁判官と検察官、弁護人が次回以降の進行を協議した》

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